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わかってはいたが、電車の電気が消えないせいもあるのかほとんど眠れなかった。わたしは東京より北に行くのが初めてなのだ。だから興奮しているのかもしれない。夜行快速・ムーンライトながらは一晩で東京から日本海側へ出た。
ここから、ムーンラートえちごは全席指定から自由席に変わる。まだ1時間くらいあるのでぐうたらすることにした。
3分しか乗り換え時間がない。接続がいいのか悪いのか。せめて5分は欲しいところ。米原のようにみんな猛ダッシュ!まだ、シーズンなのか何と走る人の多いこと。大きなリュック背負っているから、みんな北海道を目指している旅人だと見た。またシャッターチャンス逃がしてしまった。一応まねっこをして走ったのでとりあえず座れた。
昨日も一昨日も眠れなかったのでちょっと、うとうと・・・したかったのに、早朝なのに電車暑すぎる。汗がだらだら出てくる。こんな暑い電車初めてだ、とキレていたら、アニーが、「見て見て!」というので指差すほうを見てみたら、なんとお菓子の「じゃがりこ・サラダ味」の箱を持ってる人が。どこで買ったのだろう。じゃがりこは普通カップなのに箱だなんて。盗撮は失敗。しかし、観察結果どこかのキオスクで買ったらしいというのだけはわかった。限定もの好きの2人にはとても気になる逸品。なんとかして出所をつきとめたい。
1時間程乗り換え待ちだったので外に出てみた。駅から出て左の方に行くとサンクスを発見。嗚呼コンビニだ!新宿で見つけれなかったコンビニだ。感無量。サンクス万歳!嬉しさのあまりお菓子を購入(いたって普通)。駅の隣のそばやさんでかけそばを食べた。席もちゃんとあってちょっとくつろいだ。
のんびりそば食べてたら、はい消えた〜(キンキン風)ということで席がございません。なので3時間直立ということになってしまった。 これが、きつい!きつい!きつい!つらかったとしか言いようがない(自業自得)。食欲より席を優先させねばならない・・・席確保にこれからは全力を尽くそうと心に誓った。それくらい寝不足で3時間立ちは辛かった。しかも、ちょっと座っただけでもここの車掌さんは許してくれなかったし・・・(怖)電車が涼しかったのと、アニーがいてくれたこと、日本海がめちゃくちゃ綺麗だったのだけが救いだった。ここはわたしが初めて見る東北の景色だ。
2〜3両、全席自由。殺人的混雑! これは負けないくらい走ったけど座れなかった。やっぱり10代の頃のスピードはもうでないのか(涙)。寝不足に加え、さっきもかなり立ってたので疲れはかなりピーク。つり革につかまるのもやっとこさ、という廃人状態のわたし。頼む、1000円あげるから、誰か席譲って!・・・はっ!今、仮病を装って倒れたら誰か席譲ってくれるかも、といけないことまで考え出す始末(多分間違いなく旅中止)。 ・・・しかし、出発して26分後の八郎潟でわたしたちの前のおばあちゃん2人が席を立つ。しかも、途中で降りる人がほとんどいなかったのに、わたしたちの前の2人だけが立ったのだ!やっぱり神様っているのね。普段いいことしておいてよかった(嘘)。ありがとうゴッド。そして、すぐさま眠りについたわたし。幸せだと思うと同時になんて過酷な旅なんだろう、と思った。さすが1日2300円の旅。
寝てる間に結構人が減っていたがそれでも、まだ立ってる人も多い。停車中、改札近くのトイレに行くと、トイレの側にハチ公か、ただの犬か、とりあえずやたらでかい置物ときりたんぽを発見。ここは秋田。睡眠により、すさんだ心も修復気味。
出発まで約2時間あるので外にでてみた。駅から歩いて10分もしないところに、津軽海峡冬景色記念碑や、八甲田丸(メモリアルシップらしい)があって、ミニ観光ができた。記念碑は、センサーが人に反応すると、歌まで流れちゃうのだ。ゎぉ。聴きながら、アニーと2人で津軽海峡を眺めた。石川さゆりの気持ちがわかったような気がした(しったかぶり)。 駅の前に、某コンビニを発見。 アニーと2人で懐かしがる(なぜかというと働いているところと同じコンビニだから)。しかし、中に入ってみると、ここ、コンビニちゃうし、と言いたくなるくらいお土産やと化していた。はッ!もしかしてお土産やがコンビニに変わったのか?同じコンビニの店員と思いたくないくらいおっさんの態度が悪かった。 ・・・というかそのおっさんが店長である。「ありがとうございました」は基本なのでは。こんな店に来るのではなかったと、アニーとちょっと悲しいモード。結構愛店家なのである。
一部指定席。人はそんなに多くなく、自由席で立ってた人はいなかったような気がした。ようやくここにきて、満員電車は脱出できたようだ。海峡はドラえもんの絵が描かれいて超かわいい。ドラちゃんファンのわたしにはたまらなかった。嬉し過ぎるこの電車。青森駅には、ドラちゃんのハンコや写真を撮れるところまであった。もちろんこの電車の中にも、ドラえもんカー(確か5両目)に、大きなドラちゃんの置物やプリクラもあってTVで映画も流していた。 そして少しづつ、北海道に近づいていると思うとどきどきしてきた。
ずっと来たかった北海道についに降り立つ。やった!!着いたよ!! 北海道、と思うと空気もおいしく思えた。感無量。それにしても長かったし、疲れた・・・ なおちゃんがパパとお迎えに来てくれていた。ありがたや。北海道でますます黒くなってたなおみさん、一体どれだけお日様に当たったのだい?(でも怖くてきけない) グレイのジローくんも推薦の「ラッキーピエロ」というファストフードで、「チャイニーズチキンバーガー」をお持ち帰りする。チャイニーズなチキンって何?かなりおいしくてがっついた。さらに、えだまめ、とうもろこし、なんと地元ブランドの函館牛乳をごちそうになり早速食い散らかす2人。どれもこれもおいしすぎで幸せ、幸せ。 わざわざ北海道に来て、TO HEARTというドラマに3人ではまりつつも、パパの鶴の一声で動き出す3人。今日は夜景を見にいくのだ。 夜10時すぎ、100万ドルの夜景を見に函館山へ。が、頂上からは何にも見えないのですが・・・(涙)なおちゃん曰く、 「ガス(霧)かかってるから何にも見えないね。こんなの初めて。今までで一番最悪だね」 とあっさり。 とりあえず、上からは何にも見えなかったので少し降りてみることに。しかし、行く手を阻む車が・・・そこ止めたらいかんやろ!!でも、よく見るとその車は大阪ナンバー・・・フ・・・ま、仕方ないよね(無理な標準語)。 あきらめかけていた4人の目の前に現れた函館の夜景! アニーとわたしは感動(なおちゃんとパパは見慣れているので無感動)。8月には夜景の日という、山からキレイな夜景が見えるように、市民のみなさん家の明かりをつけましょう、という日があるらしい。その日はどれくらい綺麗なんだろう。 それからパパはジモッチーだけが知ってるという、ウラ函館山に連れてってくれた。ほ〜!!高さはないけど、確かに全然人いないし、いい感じ。近くで田んぼにはまってる車が・・・・(素通りな我ら)今度は冬に夜景を見てみたいな。きっと星もたくさん見えるのだろう。 シャワーを浴びて3人でもりあがって2時ごろ川の字に。 おやすみ・・あぁ極楽極楽。 |
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