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1日目:2009年9月3日(木) くもり時々晴れ 

  その2 広島のお好み焼き
1日目:移動 最寄り駅(兵庫県)→福山駅(広島県)→広島駅(広島県)=約300km
本日の野望 福山城・広島城・平和資料館・原爆ドーム・お好み焼き・・あり過ぎる(笑)

広島まで来たよー
12:30 広島駅着

サンライナーだけど普通電車 広島駅です
サンライナー 到着ー!

さて、とにもかくにもメモリカード。
今日泊まるホテルの方向だったので、ホテルの位置もついでにチェック。無事カードを入手できてひと安心。予備も持っておかないといけないね。

しかし、街が赤いな・・

おお、色がついてる! お世話になりました
普通のマンホール色ver.もあったよ これはもともと赤いか・・
そうそう、広島駅の立ち食いうどんやさんには、うどんの色が赤い、赤うどんもあったり。

歩いていると「カープファンのためのお店」だなんて言葉を見かけるわけですが、そんなアツイ光景を目にすると、昔、広島×巨人戦を市民球場へ観に行ったとき、巨人ファンが圧倒的に多かった事実なんて、何かの間違いではないかと思えてくるほどです(笑)。
笑。
くまさんの帽子がカープ

さて、もう1時だ。お昼ごはんを食べに行こう。

的場町から南区役所方面のちんちん電車に乗って、3駅目の比治山橋までゴー。広島と言えば、お好み焼き。調べても調べても、コレっていうお店が見つからなかったんだけど・・・おばあちゃんがやっているという「いしざき」というお店が気になったので食べに行くことに。

150円でした
電車の中は人がいっぱいで撮れなかった

これがなかなか分かりにくい・・
ああ、ここか!と開けっ放しになった店内へ入ろうかと思ったのですが





入りにくっ!!!





思わず足が止まってしまいました^^;。
店内には5名ほどいる様子。ながーい鉄板を囲むように10席ほどあるわけですが、聞こえるのはジュージューという音とテレビの音のみ。お好み焼きを一人で食べるのが初めてというわけでもないし、ラーメン屋なんて基本的に静かなもんですが・・・とにもかくにも入りにくい雰囲気満点だったわけです。

3分ほど店外で迷ったのですが、「お好み焼きを食べるだけに何をいちいち迷う必要があるんよ?」という結論に達し、暖簾をくぐって端っこの席に着席。

エアコンはないようなお店ですが、9月に入って涼しくなったせいか、あまり暑さは感じません。しばらくするとおばあちゃん登場。いらっしゃいませの一言もありません(笑)。

「肉そばお願いします」

注文すると、無言で作り始めました。メニューを見てびっくりなのが、とにかく安いこと。肉そば(入りのお好み焼き)でもたった410円です。でも、
マヨネズは50円でした(笑)。

コップに水を入れてポンと置いてくれました。無愛想?そうも受け取れますが、なんかちょっと違う気がしますね。「媚びてない」・・そんな感じで、あまり嫌な気はしませんでした。これが「おばあちゃんの力」ってやつでしょうか。不思議なモンです(笑)。

鉄板の上にクレープのように薄く丸く生地をひき、その上にキャベツともやしを大量に置きます。びっくりしたことにキャベツが細い!!1mm幅でしょうか。サラダで食べるときくらい細いです。わたしは自分で作るときは5mm以上で。しゃきしゃきした食感を残したいのでそうするのですが・・

豚肉を乗せ、その隣で袋麺を炒めます。キャベツの上に少々生地を落とし、合体させて2回くらいひっくり返していたでしょうか。焼きあがると、わたしの前に持ってきてくれてソースを塗ってくれました。

雰囲気からして写真は撮れなかったのが残念ですが・・頂きます!!

広島の人ってヘラで食べるんだよなぁ。他の人を観察していたのですが、みんな上手に食べるモンです。取り皿やお箸なんてないので、精一杯鉄板の上に身を乗り出して食べようとするわけですが・・










先生、
その前にお好み焼きが切れません!









もやしが入りすぎだよー(涙)。切れん!!

というか、その前に・・・












これはお好み焼きと言うか。
焼きそばみたいなんですが?











まるで固まっていないのは、卵入りにしなかったからかしら。そうなの?!
で、キリキリやっていると肉そばを注文したのに、どういうわけか1個コロンとイカが出てきました(笑)。隣の人がイカ入りを食べていたからきっと・・・

深く考えないでおこう。そうしよう。うむ。

で、ようやく切れたところで四苦八苦してピヨーんとでるもやしをなんとかヘラに乗っけてフーフーして頂きます。

実は5日前、家でお好み焼きを作ったのです。ええ、どれほど自分家で作るお好み焼きより広島で食べるお好み焼きのほうがおいしいのか知るために。1袋34円のそばもちゃんと入れました。





結論:当たり前だけど、自分で作るほうがカリカリで自分好みのものが作れる。





野菜の水分のせいで、ぺちょっとしちゃうんですね。自分で作ったときにももやしを入れたのですが、こんなことなかったんだけどな。何でだろうと考えながら食べてしまいました。

あ、でも来なければよかったとか、マズイだなんて、食べながらこれっぽっちも思ったりはしませんでしたよ。おそらく、おばあちゃんが作る広島のお好み焼きが食べれるお店ってあまりなんじゃないかなって思うのです。

一人、二人・・出て行くと、静かなお店の中にわたしだけが残りました。

奥に黒電話がちらっと見え、売上金&おつりはザルの中に入れてあるようなお店でした。二十何年前に、タイムスリップしたような感じでした。小さい頃行った、八百屋さんや駄菓子屋さんのおじちゃんやおばちゃんは、みんなザルからお釣りをくれていたなぁ。ザルですよ、ザル。今考えると面白いですよね(笑)。

でも、そんな八百屋さんも駄菓子屋さんも、実家に戻っても1軒も残ってはいません。

おばあちゃんのお好み焼きの作り方も、ペースもなにもかも、昔からきっと変わってないんだと思います。そう思うのは、幼い頃の思い出のお店を失ったわたしの単なる願望かもしれませんが・・・

「昔ながらの広島のお好み焼き」

だから、まだ広島にこういうお店が残っていてよかった、食べれてよかったと思ったのです。

誰もいなくなったので・・

お店は14時まで。
残った材料でお好み焼きを作っているおばあちゃんを撮らせてもらいました。
ごちそうさま(・∀・)。

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